高チャリが何やら話題になっているようですね。
過去にこんなエントリを書いたりもしましたが、自分も職場が高崎駅周辺なので、食事や用達をする時に何度も利用したことがあります。最近は確かに最近ポートで見かける数が減っていて、乗りたい時に見つからないなあとは感じてました。それにしても、こんな状況にまでなっていたとは・・・。
このことを受けてサービスは終わってしまうのか、それとも何らかの手を打って今後も継続されるのか、一利用者としてはちょっと気になるところです。
そもそもの仕組みや運用の不備を指摘する声も多いようですが、高チャリの一番の特徴は、その辺の面倒事を一切取っ払った使い勝手の良さでした。(事前登録が必要ない、無料(100円デポジット方式)で使える、別のサイクルポートへ乗り捨てできるなど・・・。)
もし対策を図ることになった場合、規制強化の方向に話が進むようであれば、せっかくの魅力が失われて残念なことになりそうな気がします。
ところで、実は一昨年くらいに、個人的にちょっとした企画書とデモサイトを作って高チャリ事務局に提案をしたことがあります。
どんなものかというと、みんなで協力し合って利用する高チャリのスタイルを生かして、利用者同士で自転車の台数やサイクルポートの状況などを情報共有できるようなサイトです。まあ、ありきたりではありますが。
例えば、各サイクルポートに何台停まってるか見られたり、
サイクルポート毎の利用者の声が見られたり、
利用者が QR コードからアクセスして利用状況を投稿したり。
他には、運営者側のサイクルポートや停車台数を管理する機能もあります。( デモ用に CakePHP 使ってガーッと1日程度で作りました。)
結果から言うと、何度か連絡を取ってみましたが取り立てて前向きな反応が返ってくることも無く、そのうち自分の中で自然消滅してしまったのですが・・・(笑)
そもそもこの狙いは、これだけ利用者に自由を預けてもらったサービスなんだから、利用者同士でもっと楽しくワクワクしながら使っていける仕組みができると良いのになーという点でして、その一案として先の情報共有サイトを作ってみたわけです。要は楽しいことさえ実現できれば、別にこのサイトでなくても何でもいいんです。
今回の話題を受けて個人的に思うのは、高チャリはこういうみんなで盛り上げていける方向での取り組みももっと見てみたいなあということです。(自分が知らないだけでもう色々されてるようでしたらすいません。。)例えば、きちんと返却するとポイントとか何かメリットがあるとか、簡易 GPS 機能を付けて自転車追跡マップが閲覧できるとか、スタンプラリー的なゲームを取り入れるとか・・・。アイデアソンとかシビックテックだとか開いて、みんなから良いアイデアを吸収するのにも恰好なテーマだったりしないでしょうか。
自転車を私物化してしまう、ルールを守らないなんて類の人はどんな世界にも必ず一定数存在するわけで、そういう基準に合わせてガチガチの仕組みを作っても面白いものなんてきっとできないですよね。みんなに楽しまれるサービスになることで、利用者の愛着も、意識も、マナーも上がっていく。そんな新しい高チャリの姿がぜひみてみたいなーと思います!