完璧を目指すよりまず終わらせることを意識したら仕事の効率が上がったという話

Done

Facebookでは社内の壁に「完璧を目指すよりまず終わらせろ(Done is better than perfect)」という言葉が書かれているという有名な話があります。

Facebook Posters – Done is better than perfect

私はこの言葉がとても気に入っていて、日頃仕事に取り組む姿勢としていつも頭の片隅で意識するようになりましたが、それ以前と比べて仕事の成果が変わりました。

これを気を付けることでどんないいことがあるでしょうか?

自分は次の3つの効果があると思っています。

  • 仕事の品質が高まる
  • かかる作業時間を減らせる
  • 信頼を得られる

例えば、こんな場合

例えば、上司に依頼されて何かレポートのような書類の作成を依頼されたとします。

まず自分なりに思った内容で何か作ってみます。不明点や悩んでいる箇所は気にせず、TODOコメントを付けたり赤字で分かるようにしてどんどん先に進めます。

5〜6割方書けたと思ったら、早々に上司にレビューをお願いします。もしかしたら中途半端でかっこ悪いとか出しにくいと思うこともあるかもしれませんが、「これはドラフト版になります」とか補足すれば精神的な抵抗も無いはずです。大事なのは、まず仮でも良いので今の作業を一旦終わらせることです。

早めにレビューを受けることで、そもそも作る物の方向性が合っているかどうかの確認、不明点の解消、作った内容についての指摘やアドバイスといったフィードバックを得られます。

この時点になれば、次にどのように手直しすれば良いか、始めの頃よりぐっと具体的に見えてきて作業も進めやすくなっていると思います。

後は8〜9割方できた段階で再度レビューをしてもらい、細かい指摘事項を修正して作成完了となります。(規模が大きい作業ならレビュー〜修正を何度も繰り返す。)

3つの効果

こういう段取りで仕事を進めていった結果どんな成果が出るでしょう?

上司のレビューを繰り返し受けたことで、期待された要件に応える品質の成果物が仕上がるはずです。

また、不明点や疑問点は後回しにして作業を進めたことや、何度も確認を取ることで手戻りが最小限に抑えられたことで全体の作業時間を減らすこともできるでしょう。

そして、頻繁にレビューを依頼したことが、結果的にこまめな進捗報告をしている状態にもなり、作業を依頼した上司の側にとっては安心感・信頼感を得られたはずです。

まとめ

自分も元々何をするにも細部にこだわってしまい、時間をかけてる割にはあまり作業が進んでいないことが多くありました。でもこの言葉を意識してからは、とにかくざっくり一度仕上げてみる。細かい所は後で都度直せば良い。という作業スタイルに変わり、作業効率が上がったのはもちろん、どんな作業においてもまず叩き台を作ればいいんだと以前より楽な気持ちで取り組むこともできるようになりました。

何を作るにしても、始めから100%の完成品ができることなんてあり得ません。必ず手直しが入ることを想定して、段階的にブラッシュアップして品質を高めていく作業の進め方は、理にかなったものと言えるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

ko31

岩手県出身、群馬県在住のフリーランスWeb系エンジニアです。
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