9月24日熊谷で行われたラグビーワールドカップ2019、ロシア対サモア戦に出かけてきました。
あー行ってきてほんとに良かった・・・、とにかく楽しかったその日の様子をレポートさせて頂きます!
ラグビーワールドカップ観戦レポート@熊谷
この日はナイターなので、17:15開場〜19:15キックオフという日程。午前中は仕事をこなし、お昼過ぎに熊谷へ出発。
家を出た頃、前橋では雨がぱらついていたので、天気がちょっと心配でした。
熊谷駅も盛り上がっている!
15時過ぎ、熊谷駅へ到着。
ラグビーワールドカップ関連のポスター、多くの外国人の姿、案内スタッフやブース、お土産屋さん・・・賑わいにあふれる駅構内から、いよいよ本番当日を迎えた高揚感が伝わってきます。
駅前に出ると、地元のお祭の山車が賑やかなお囃子に乗ってお出迎え。まさにお祭りムード。
まだ開場まで時間に余裕があるので、まずはファンゾーンへ向かってみます。
駅からの道中には、山車が出ていたり、出場国ののぼりや提灯が飾られていたりしてワクワクしますね。
駅から歩いて10分もしないくらいでファンゾーンへ到着。
ファンゾーン in 埼玉・熊谷へ
こちらがファンゾーン。普段は、熊谷市コミュニティ広場がある場所が会場になっているようです。
入り口で持ち込み禁止物のチェックを受けて入場。
試合前に立ち寄っている人が多かったせいか、ファンゾーン内は大勢の人で賑っていましたねー。
巨大なメインステージでは、埼玉出身のはなわ(佐賀県出身だと思ってた!)の姿も。熊谷開催以外の試合もここでパブリックビューイングが見られるようです。
ラグビーアイテムの展示等がされているという「熊谷ミュージアム」内では、高校ラグビー歴代優勝校のジャージも飾られていました。カッコいい!
アクティビティゾーンでは、ラグビーのパス、スクラム、ゴールキックなどが気軽に体験できます。
自分も恥ずかしげもなく参加してみましたが、高校の時以来触ったラグビーボールの感触に超テンションが上がる!
アクティビティに参加すると、公式マスコット「レン」「ジー」のサンバイザーがもらえます。かわいいですねー。
会場内で、ロシア・サモア両国家の歌詞カードが配られてたので頂きました。これを見ながら、みんなで試合前の国歌斉唱を一緒に歌おうという取り組みのようです。その心が素晴らしいですね!
大きな飲食コーナーもあって、そこでは観戦にきた外国人たちがビール飲みながら、ワイワイみんなで記念写真撮っているのが印象的でした。ワールドカップらしい非日常感がたっぷり感じられました。
ラグビーロードを歩いて熊谷ラグビー場へ向かう
時間にも余裕があるし、町中の雰囲気を感じたかったこともあり、この日は熊谷駅から熊谷ラグビー場まで歩いて行ってみることにしました。
熊谷駅北口を出てから熊谷ラグビー場まではまっすぐ一本道になっていて、「ラグビーロード」と名付けられているそうです。
ラグビータウンである熊谷市が「スクマム!クマガヤ」というプロジェクトで町を盛り上げようと、ラグビーロードの紹介が載ったうちわ型のマップを配っていたので、それを地図代わりに出発です。
駅から出発してすぐのところに、マップにも載っていた「ウスキングベーグル」さんがあったので、会場で食べる用にとベーグルを買ってみました。(「ラグビーボールのみそパンべーゴー」ていう商品がオススメ!)
実はこの前日、試合会場への食べ物持ち込みがOKになるという嬉しい発表があったばかり。買い物しながらその話題になり、心なしかお店の方も喜んでいるようでした。
歩みを進めるにつれ道端に立っているスクマム!クマガヤの看板が、今どの辺りまで来ているかを教えてくれます。
ファンゾーンにいる頃までは曇り空だった天気も、気付けば青空がのぞくように。ラグビーの神様がいたのかな・・・。
道中には地元のボランティアさんたちが立っていて、応援してくれたり、ハイタッチで迎えてくれたりしてくれます。
また、会場に向かうシャトルバスにも手を振ったり、「行ってらっしゃーい」と声をかけたりしていて、その様子から「熊谷へようこそ!」という気持ちがすごく伝わってきて、見ていてなんだか胸が詰まってしまいました・・・。
ワールドカップの良さってきっとこういうところにもあるんですよね。
そんなボランティアの方からステッカーも頂いたりしました。これは歩いた人だけのサービスだったのかな?
そして、熊谷ラグビー場に到着!
駅から熊谷ラグビー場までの道のりは約3.5km。時間にして1時間、歩数にして約1万歩ほど。
普段運動不足な自分には、かなりいい運動になりました(笑)
あまり運動に自信がない方は大変かもしれませんが、ラグビータウンの雰囲気を感じたり、ボランティアさんとの触れ合いはとても貴重な体験だったので、これから行かれる方にはぜひ徒歩にもチャレンジしてみることをオススメしたいですね。
熊谷ラグビー場へ入場!
2018年8月にリニューアルしたという熊谷ラグビー場。すごくきれいでカッコいい!芝の鮮やかな緑もナイターによく映えます。
早めに入場してまだお客さんも少なかったので、良い席から眺めもちゃっかり見学してきます。
こちらは正面のカテゴリーA席から。さすがに見やすいですね。
これはカテゴリーCの最前列から撮影したもの。こんなにグラウンドから間近です。
ちなみに自分はカテゴリーCの31列目というかなり上段の席だったんですが、それでもグラウンドからの遠さをあまり感じさせず、試合を十分に楽しめる眺めでした。さすがラグビー専用の球技場といったところでしょうか、熊谷ラグビー場素晴らしかったです。
何かと話題になっている会場内での飲食問題ですが、熊谷は場内にフードコーナーと別に場外に自由に行き来できる屋台ゾーンみたいのがあって、食べ物には全然困らない感じでしたよ。
自分はドリンクコーナーでコーラを買って(アルコール飲めない…)、来る途中に調達したベーグルとで腹ごしらえ。
ロシア対サモア戦!
和太鼓の演出の中、選手が入ってくる今大会の入場シーンってめちゃくちゃカッコよくないですか?
現地にいると、選手たちが入場する準備に入ったところでオーロラビジョンにその様子が映し出されて、さあやってくるぞ!というワクワク感がスタンド中に充満。その中に入ってきた選手の姿が見えた瞬間、場内は高揚感で一気に爆発!
この時の雰囲気はもうたまらなかったですね・・・。
サモア代表のシバタウ。遠くからの撮影でも伝わってくる迫力!
スタンドには地元の中学生団体の姿も多く見られましたが、彼らが両国の国歌斉唱を一緒に歌ったり、コールをかけて応援したりと、試合を盛り上げてくれていてとても微笑ましかったです。
東京や横浜ではないであろう、この地方開催試合っぽいローカル感もならではですね。
そういえば試合の後半、ロシアの宇宙飛行士のみなさんが、中学生たちの応援団長になって「ロシア!ロシア!」コールで盛り上げていたのも楽しそうだったなあ(笑)
試合後にスタンドにあいさつをしてくれたサモア代表の選手たち。当たりの強さ!突破力!強かった!
ロシアの選手たちは場内を一周してあいさつしてくれました!ありがとうー!
自分が好きでよく行く野球の試合もそうですが、現地で試合観戦する楽しさって、ラグビーの選手やルールに詳しいかどうかってそんなに関係ないんですよね。
好きな物買って飲み食いしたり、ウォーミングアップの仕方見てなるほどとか感心してみたり、応援に来てるサモア人が選手みたいにでかくて驚いたり、国歌斉唱で選手の気分になってみたり、場内のウェーブに混ざったり、客席に飛び込んだボールをキャッチしようとする人探したり、外国人が楽しそうに踊ってる様子を見て嬉しくなったり、オーロラビジョンの三本締めに拍手したり、中学生たちの「ロシア!」コールに乗ってみたり、酔っ払ったおじさんの毒舌に笑ったり・・・。
そんな色々な楽しい要素が、ここにもたくさん詰まっていました。
肝心の試合内容の方は、私がちゃちなことを語っても何ですので、ぜひオフィシャルの情報を参考にしてください(笑)
帰宅を完全サポートする熊谷の本気
シャトルバスに並んで待つのがつらそうだったのと、時間的に帰りの電車に間に合うことも分かっていたので、帰りも徒歩で熊谷駅まで移動しました。
なので、直接体験したわけじゃないんですが、スムーズな帰宅をサポートしようとする熊谷の本気度はすごかったです。
まず、駅までの一本道には完全に交通規制がかけられ、一般の車は進入禁止、すべての交差点の信号が青信号で固定されていました。
これにより、シャトルバスは駅までほぼノンストップで駅まで移動。(交差点には警察、警備員が配備されていて車両が途切れた時だけ、横切る道路が渡れるようになっている。)
バスの台数も相当数が動員されていたようで、自分たちが一時間かけて歩いているうちに、数十台(数百台?)のシャトルバスがひっきりなしに往来していました。
こちらの記事でも取り上げられていましたが、その様子は傍で見ているだけでもわかる、まさに「神対応」に感じられました。
足を運んでくれた方々に気持ちよく帰ってもらうため、可能な限りの策で対応してみせた熊谷の本気度を見るような光景でした。
おそらく残りの開催試合でも同等の対応が取られると思うので、帰りの混雑をあまり心配する必要はないかもしれません。熊谷、素晴らしい!
おわりに
開催間近に急に見に行くたくなってチケットを取ったにわか勢だったんですが、いやーほんとに行って良かったです。
何よりも、この日熊谷で過ごした間、ボランティア・スタッフ・市民のみなさんから「ようこそ!」のおもてなしがとても伝わってきて、心から楽しかったんですよね。
熊谷のみなさんには、この場を借りてありがとうございました!という気持ちで一杯です。
こういった国際的なイベントの素晴らしさって世界最高峰のプレーを堪能したり、好きなチームを応援して盛り上がることはもちろんなんでしょうが、誰もが自分なりに記憶に残る思い出を作れるところにもあるのかな・・・と。そこにはラグビーをやったことがあるとか、ルールを知ってないといけないとか、そういうの全然関係ないんですよね。
ラグビーワールドカップ2019は、11月2日の決勝戦を迎えるまで、まだまだ続きます。
もしお近くに会場がある方は、日本開催というこの機会にぜひ試合やファンゾーンに足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと楽しいことが待っているはずですよ!
「4年に一度じゃない。一生に一度だ。- ONCE IN A LIFETIME -」
ラグビーワールドカップ2019™日本大会公式キャッチコピー決定!