Raspberry Pi(ラズベリーパイ)に標準で入っているマインクラフトは「Minecraft Pi Edititon」という Raspberry Pi 専用バージョンで、クリエイティブモードだけが遊べるようになってます。
クリエイティブモードだと体力ゲージが無くて死んじゃうことも無いし、資源やブロックも無限に使えて裕福な遊び方もできるので、うちの子も十分楽しんではいたんですが、もっとゲームらしい緊張感を与えてあげても良さそうだな・・・と余計なお節介をしたくなってきました。
ということで調べてみたところ、どうやら自分でパッチを当てればサバイバルモードが遊べるようになる!との情報を得たので早速試してみました。
なお、我が家の Raspberry Pi 環境はこちらの記事を参考にしてください。
サバイバルモードのパッチ適用手順
基本的にパッチをあてる作業はコマンドラインから操作しますので、ひとまずはコンソール(「LXTerminal」)を起動します。
まずはバイナリ差分を適用することができるプログラム bsdiff のインストールです。
次のコマンドを入力して Enter キーで実行します。
sudo apt-get install bsdiff
次に Minecraft Pi Edititon が格納されているディレクトリに移動します。
cd /opt/minecraft-pi
続いて、次のコマンドを実行してサバイバルモードのパッチファイルをダウンロードします。
sudo wget https://www.dropbox.com/s/iutdy9yrtg3cgic/survival.bsdiff
次に Minecraft のプログラムにパッチファイルを適用します。
sudo bspatch minecraft-pi mcpipatched survival.bsdiff
パッチを適用したファイルに、次のコマンドで実行権限を与えます。
sudo chmod +x mcpipatched
以上で、サバイバルモードのパッチ適用は完了です!
サバイバルモードの起動
ファイルマネージャーから先ほどのパッチファイルが保存されている /opt/minecraft-pi
ディレクトリに移動し、mcpipached
をダブルクリックで実行するとサバイバルモードが起動します。
・・・となるはずだったんですが、なぜか我が家の Raspberry Pi では全く反応が無く、Minecraft が起動してくれません。
試しにコンソールから /opt/minecraft-pi/mcpipached
を直接実行してみたところ、下記のようなエラーが出ていました。どうも「libGLESv2.so」というファイルが参照できないのが問題になっているようです。
コンソールから、find
コマンドで「libGLESv2.so」がある場所を検索してみます。
sudo find / -name libGLESv2.so -print
/opt/minecraft-pi/lib/brcm/libGLESv2.so
にファイルがあるようなので、export
コマンドでそのパスを環境変数に追加してみます。
export LD_LIBRARY_PATH=/opt/minecraft-pi/lib/brcm/:LD_LIBRARY_PATH
そして、再度コマンドから mcpipached
を実行してみると・・・。
/opt/minecraft-pi/mcpipached
おおっ、ついにサバイバルモードが起動しました!
この後、色々試してみたんですがどうもファイルマネージャー経由からの起動がうまくいきませんでした。
しかたがないので、とりあえず .bashrc
に先述の export
コマンドを追加して、コンソールから mcpipached
が実行されるようにして使っています。
もし同じような現象を解決された方がいましたら、ぜひアドバイスください!
おわりに
始めは「クリエイティブモードの方がいい!」とか言ってたうちの子も、サバイバルモードを入れてからはそっちばかり遊んでいるようです。体力ゲージが付いたり、生き物が登場したりするんでやっぱりゲーム性が増して面白いみたいですね。
なお、今回のサバイバルモードパッチ適用手順にはこちらのブログ記事を参考にさせてもらいました。ありがとうございます!