この記事は「WordPress Advent Calendar 2016」5日目の記事になります。
WordPress を初めて触ってからかれこれ10年以上になりますが、これまで以上に楽しませてもらったり食べさせてもらったり色々お世話になった一年だったような気がします。
年末でもありますし、今年一年の WordPress との思い出を振り返ってみます。
2016年WordPress の思い出
Webサイト制作・運用
大小様々なサイト制作・運用で WordPress には食べさせてもらいました。ありがたやありがたや。。
余談ですが、今年関わった案件で一番印象に残っているのはマルチサイト(ネットワーク)機能を使ったとある中規模サイトの構築です。
多くの支店が存在するクライアントなのでマルチサイトを駆使してサイトを作りましたが、個人的にマルチサイトは何となくクセがあってあんまり好きじゃなかったりします・・・。
そこで、マルチサイトのメリットでもある機能共通化は WP-CLI の自動化で、データ共有は WP REST API で賄うイメージで、今後はノーマルな WordPress を並列化する形に置き換えられていかないものだろうかと妄想していますがいかがなものでしょう。
WordPressもくもく勉強会@群馬
主催として毎月最終木曜日に群馬で開いている「WordPress もくもく勉強会@群馬」、おかげ様で今年も一年継続して開くことができました。
気付けば40回以上も開催を重ねてきましたが、始めの頃からずっと中身も変わらず、参加者の皆さまとはのんびり和気あいあい楽しませてもらっています。
12月22日(木)は今年最後の開催も控えてますので、群馬近辺にお住まいの方はぜひお気軽にご参加ください!
テーマ「pigeon」公開
WordPress で見守りメールアプリが簡単に作れてしまう「pigeon」というテーマを公開しました。
一般的な Web サイトやブログは作れない、プラグインで提供すべきような機能もテーマに書かれているなど、テーマ開発基準に全く則った作りをしていない野良テーマですが、いかに少ない手順・簡単な操作でユーザーに使ってもらえるかというコンセプトを大事に、あえてそういう作りになっているのがささやかなこだわりです。
公開して以来それほど多くの数はダウンロードされてませんが、ニーズが合う方にとっては意外と便利に使ってもらえるかもしれません。ちなみに我が家では、子どもたちに「ただいまメール」をしてもらうツールとして絶賛活躍中です。
OSC 2016 Gunma への出展
今年5月、群馬で初開催されたオープンソースカンファレンス2016 Gunmaに地元コミュニティとして「WordPressもくもく勉強会@群馬」ブースを出展してきました。
WordPress 特設サイトを用意したり、オリジナルチラシを配るなどそこそこ頑張った割には、その後の勉強会への集客にあまり影響が無かったような気もしてなりませんが(笑)、まあ自分たちが楽しめたので参加して良かったです。
オープンソース界隈の方と話したり、もくもく勉強会の発表をさせてもらったり、夜はバイキングで飲み食いしたりとにかく盛り沢山の一日で、群馬でもこういうことができるんだなあ・・・と何だか感慨深いイベントでした。
WordCamp Tokyo 2016
日本で最大の WordPress のお祭り「WordCamp Tokyo 2016」に今年も行ってきました。
昨年は一日ボランティアとして参加しましたが、今年は普通のお客さんとして一日
中セッションやら座談会やらをまったり楽しんできた感じです。どちらもそれぞれの面白さがあっていいですね。
WordCamp からは今年もたくさんの学びと刺激をもらって帰ってきました。なかなか土日に動ける機会が少ないのですが、WordCamp Tokyo は来年以降も時間が許す限りぜひ参加したいですね。
このモチベーションを繋いでいくぞ。
— Ko Takagi (@ko31) 2016年9月17日
プラグイン「Replace Protected Password」公開
初めての公式プラグイン「Replace Protected Password」を公開しました。
投稿や固定ページにパスワードをかけられるパスワード保護は手軽にアクセス制限ができて便利な機能ですが、しばらくしてパスワードを変更したいとなった時にユーザーが各ページを更新するのはちょっと面倒・・・。「Replace Protected Password」はそんなパスワード更新作業をまとめて一括でやってくれるプラグインです。
今年お手伝いした案件の中でパスワード保護を活用しているお客さんがおりまして、その更新作業が見ていて大変そうだなあと思ったことをヒントに作ったプラグインです。同じような運用をされている方がいたらぜひお試しください。
ちなみに公式プラグインを作るにあたって、「WordPressプラグイン開発のバイブル」という本を参考にさせてもらいました。
プラグインの基本的な作り方はもちろん、セキュリティ対策、テスト、国際化対応といった品質を高める周辺知識や開発者の心構え的なところまで、これでもかというほど情報が網羅されていて本当に勉強になりました。Wordpress 開発者なら絶対にオススメの一冊。
プラグインの翻訳
「世界中のより多くの人が WordPress を楽しめるように国際化(i18n)、地域化(L10n)をしよう」という趣旨で世界各地で催しが開かれる WordPress Translation Day という日がありましたが、いい機会なので自分も初めての翻訳にチャレンジしてみました。
せっかくやるならいつもお世話になってるプラグインを・・・と思い今回は Advanced Custom Fields、Simple Membership の2つを選び、中学英語レベルの私の拙い英語ながら、他のプラグインの翻訳や Google 先生を参考にしながらそれぞれ数カ所ずつ英語→日本語への翻訳をしてみました。(数日後、翻訳した申請が無事通ったようで一安心。)
こうして世界中のあちこちで翻訳がされているかと考えると、WordPress の繋がりの素晴らしさをあらためて感じます。
今後も時間の許す範囲で少しでもお手伝いしたいなあと思ってます。
おわりに
WordPress のおかげであれこれ楽しい一年でした。
来年も WordPress と楽しい思い出をたくさん作れる年にしたいですねー。