子ども界を席巻している妖怪ウォッチ。そりゃ面白いですからゲームをしたり、アニメやマンガに夢中になるのはしょうがないんですが、、たまには少し離れて本でも読んで欲しい!そんな気持ちを持つ親御さんも多いんではないでしょうか?
そんな妖怪ウォッチをきっかけにして、実は日本古来の妖怪やお化けに興味を持っている子どもは少なくないはず。そこで、そんな妖怪ウォッチキッズたちにもきっと気にいってもらえること請け合いの、オススメ絵本を5つご紹介してみます。
『おばけ電車』内田麟太郎
みんな個性的でどこか可愛気があって独特な世界観がある、内田麟太郎さんのおばけたち。そんなおばけたちばかりが乗った賑やかな電車の旅が描かれますが、終点に着くと彼らはどこかしら特徴を残したまま人間に変身してしまいます。変身前後のおばけがどれなのか、ページを見比べながら探すのがまた楽しい一冊。おばけ絵本初心者に一押しです。
『お化け屋敷へようこそ』川端誠
太い縁取りで描かれたお化けたちの存在感が抜群なのが、川端誠さん作のお化け絵本。
この「お化け屋敷へようこそ」は少年たちがお化け屋敷を探検するちょっとドキドキな話ですが、他の作品もどっしり安心感のある面白さです。定番のお化け・妖怪がいつも出てくるので、子どもたちもきっと知ってるものがあるはず。
ちなみにお化け絵本じゃないですが、野菜の忍者たちが出てくる野菜忍列伝シリーズも楽しくてオススメですね。
『ばけばけ町のべろろんまつり』
住人たちがみんなお化けというばけばけ町で開かれるお祭りは、お化けたちとおかしな出店がたくさん登場し妙ちくりんな賑わいを見せます。そんなお祭の様子が楽しくおかしく描かれた一冊。
かわいらしい見た目のキャラやぱっと目を引く鮮やかな色彩が印象的で、テーマはお化けなのにとても明るい雰囲気で子どもでも安心。また、細部までアイテムが書き込まれたイラストはとても見応えがあり、子どもと一緒に見ているとストーリー以外にあちこち散りばめられた小ネタで話が盛り上がること請け合いです。
『妖怪横丁』
その名の通りのっぺらぼう、ぬりかべ、ろくろっ首といったみんなが知ってる妖怪たちが変てこなお店を出している妖怪横丁に、お使いを頼まれた男の子が迷い込んでしまうというストーリー。妖怪ウォッチで言う古典妖怪が登場キャラの中心なので、子どもたちでも知ってる名前がきっとたくさん出てきますよ。
ちょっと顔は怖いけどキャラの雰囲気はコミカルという、面白さと緊張感とのバランスが絶妙な具合の妖怪イラストが素晴らしいです。
作者の広瀬克也さんは他にも多くの妖怪絵本を出している方なので、好きな方はこの本以外も要チェック。
『のんのんばあ おばけどろぼう』
妖怪の話を出したら水木しげる作品を入れないわけにはいきませんね。数多ある水木作品のうちどれが良いのか分からないので、とりあえず一番最近見たこの一冊。
のんのんばあという不思議な力を持っているおばあさんの所へ、人魚の肉の干物を盗もうとヨーロッパの悪魔と魔女が日本にやってくるというとてもぶっ飛んだ設定のお話ですw 悪魔と魔女を手玉に取ってしまうのんのんばあの強さをぜひご覧ください。
大人が見ても十分気味が悪いクオリティですので、前述の絵本で飽き足らなくなったくらいのお子さんに見せてあげると良いかもしれませんね。
まとめ
以上、妖怪・お化け関連の絵本のご紹介でした。この時期だとお子さんのクリスマスプレゼントにも良いかもしれませんねw
他にもみなさんのおすすめ絵本があったら、ぜひ教えてください!