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先日、昔のことを思い出してふとつぶやいたこんなツイートが、かるくバズったことがありました。
昔「面接NG.txt」ていうファイル名がヘッダに印刷された不採用通知をもらったことがある。自分はこんな会社に負けたのか的な悔しさをたっぷり受けた。
— Ko Takagi (@ko31) April 16, 2013
つぶやいてから10秒位だったでしょうか、初めの一人にリツイートされるや否や、怒涛のようなリツイートラッシュが起こりみるみるカウントが上がっていきました。こんなことは初めてでしたが、改めてTwitterの拡散力を目の当たりにした思いでした。やっぱりソーシャルメディアは強い。
さて、Twitterの話はさておき、「面接NG.txt」の話から自分が思ったことを書いてみます。
面接の話
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「面接NG.txt」は作り話っぽいですが、本当の話です。
今から十数年前、当時初めての転職活動をしている中で受けたとある大手のIT企業でのことでした。「面接NG.txt」はインパクトがあったのでよく覚えていますが、そこでの面接もよく記憶に残っています。
面接は1対1で面接官は若い女性でした。面接でその若い面接官に問われた質問は、仕事でやってきた経験や実績にはまるで触れられず、自分の長所や尊敬する人など、まるで新卒の就職活動かと思わせるような内容ばかりでした。
そんな質問が来るとはまったく考えてなかったので不意をつかれた感じで頭は真っ白になるし、そんな当たり障りない話をしに来たんじゃないという思いもあったりで、すっかりトーンダウンしてしまった記憶があります。当然のように面接は不合格だったわけです。
応募者が多くて足切りのための面接だったのか、若手社員の面接練習にでも使われたのか、とか余計なことを考えたりしてしばらく嫌な思いをしたものです。
それで考えたこと
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そんなわけで、その頃から自分はその会社に対してずっと良い印象を持っていません。同じ印象を持っている人は自分以外にも少なからずいると思います。これって会社からすると、すごく損なことではないでしょうか。
例えば、面接で話し合った上で、求める技術の食い違い、年齢層や入社時期などがマッチしない等、その理由を明確に説明してもらえると、こちらの納得度はだいぶ違います。同じ落とされたにしても、いい会社だったな〜と逆に好印象を持って終わるケースだってありました。
どうしても採用試験となるとやっぱり会社は上から目線になりがちだと思いますが、いいパートナーを探すのであればそういうスタンスで会話をして、いい関係が築けるとは考えにくいですよね。応募してくれる人は何らかの関心なり好感なりを持っている言わば会社のファンでもあるわけで、ファンに対してどういう態度で接すれば良いか、そんな人として当たり前の態度も問われているように思います。
就活で疲弊してしまう人たちって、どこかしらそういう扱いを受けている背景がきっとあるはず。「面接NG.txt」が取り上げられたのも、それに共感を得た人が多かったからではないでしょうか。
自分も人付き合いが上手な方では無いので、人との接し方をいろいろ考えるきっかけになった思い出話でした。