IPエイリアス機能を使って、一つのネットワークインターフェースに複数のIPアドレスを割り当てる方法です。いざ使うときになるといつも忘れてしまうので備忘録代わりに。
なお、確認環境はCentOS6.4です。
例えば、eth0に対してIPエイリアスを追加するときは、eth0:0、eth0:1、・・・、eth0:nのように、後ろに0から始まる連番を付けた仮想ネットワークインターフェース名にIPアドレスを設定します。
暫定的な設定
ifconfigコマンドでIPエイリアスを設定する方法です。
[shell]
# ifconfig eth0:0 192.168.0.101 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.0.255
[/shell]
この方法で設定した場合、OSを再起動すると追加したIPエイリアスは消えてしまうので注意です。
永続的な設定
ifcfg-eth0:0を作成し、IPアドレスの設定を記述します。
[shell]
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0:0
DEVICE=eth0:0
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=static
TYPE=Ethernet
IPADDR=192.168.0.101
NETMASK=255.255.255.0
BROADCAST=192.168.0.255
[/shell]
ネットワークを再起動します。
[shell]
# service network restart
[/shell]
ifconfigコマンドを実行すれば、eth0:0ができているのが確認できるはずです。