副鼻腔炎という病気をご存知でしょうか?
風邪がなかなか治らない、原因は分からないけど風邪っぽい感じが続く。もしこんな症状に悩まされている方がいたら、一度副鼻腔炎を疑ってみるといいかもしれません。
昨年10月から今年の1月まで3ヶ月以上も続いた体調不良の原因が実は副鼻腔炎だった、という時の顛末を書いてみたいと思います。
最初は風邪?から始まった体調不良
去年の10月頃、週末に風邪っぽい感じになり体調を崩してしまいました。症状としては鼻水、だるさ、頭痛といったよくある風邪の諸症状で、熱も37度ちょっとの微熱がありました。
ちょうどその頃、仕事で東京の常駐案件に配属されて、群馬〜東京間往復4時間の通勤が始まった頃だったので、長距離通勤や慣れない環境での仕事の疲れでも出てるんだろうなあ・・・と思っていました。
ところが、何日経ってもその体調がなかなか良くなりません。
たまに調子が戻る時期が何日か続いたと思うと、またすぐ初めの頃の状態に戻ってしまう、そんな状況がしばらく続きました。
2ヶ月経過、体調がワンランク悪化
それまでは微熱止まりだったのが、12月に入って38度台の熱が出て会社を欠席。
その日以来、日中なかなか止まない咳、常にどんより曇った感じの頭痛、鼻をかんでもかんでも出てくる緑鼻(緑がかったドロドロの鼻水)に悩まされるようになります。
市販の咳止めに効く漢方薬を飲んでみましたが、あまり効果は見られませんでした。
そういえば今回ほど長引くことはなかったものの、ここ数年は毎年風邪で体調を崩す度にだらだら似たような症状が続くことが多かったことを思い出します。これって何か体に根本的な問題でもあるのかなぁ、、と少し心配になりました。
3ヶ月経過、熱がピークを迎えようやく病院へ
年末年始、実家の帰省から戻ってきた日、移動疲れも出たのか家に着く頃にはまた38度台の熱が出ます。
奥さんにいい加減医者行くようにと促されたのと、年始の仕事に影響を出したくなかったことで、ここに来てようやく病院へ受診に出かけることにしました。(病院があまり好きじゃなく、普段なかなか医者にかからないタイプなのです・・・。)
診断結果は「副鼻腔炎」だった
風邪っぽいから内科かな・・・という程度の考えで、始めに近所の内科を受診しました。
そこでは念のため調べたインフルエンザ検査の結果はシロで、診断結果としては副鼻腔炎ではないかという診断でした。副鼻腔炎って何?という感じで自分は初めて知る病名でしたね。
ただ、処方された薬を飲みましたが、なぜか翌日にはこれまでで最も高い39度台まで熱が上昇。体もかなりつらい状態に。あれ、処方された薬効いてるんだろか?違う病気なんじゃないだろか?と、若干頭が混乱状態に。
これは念のためセカンド・オピニオンを・・・と思って、翌日別の耳鼻科を受診し直します。その結果はやっぱり副鼻腔炎とのことでした。
耳鼻科ではレントゲン写真で副鼻腔の炎症を説明されたんですが、副鼻腔と言われる鼻の両脇にある空間の下部が真っ白くなっていました。慢性になると蓄膿症に発展する、ひどい時は手術も必要とのことでしたが、今回は抗生物質投与で様子をみようとなり、先日の内科で出されたものよりピンポイントで効果があるという薬を処方してもらいました。
薬を飲み始めてから2、3日後、まず鼻が出る量が減り、緑っぽかった鼻水も色が薄くなってきました。一週間もすると日中出ていた咳もだいぶ減り、他の症状もおおむね緩和されてきました。二週間目に入ってからはずっと抱えていた諸症状がほぼ無くなっていました。
今回の件をふりかえって
生粋の医者嫌いが災いしてしまいましたが、こんなに早く良くなるなら初めからすぐ耳鼻科行っておくべきだった、というのが反省です。
ただ、何となく体調は悪いけど会社を休むほどでもなくつい頑張れてしまう、このくらいの症状がずっと続くところが病院に二の足を踏ませる厄介な点でもあります。
こんな症状がある方は、副鼻腔炎を疑ってみると良いかもしれません。
- 風邪の諸症状(微熱、頭痛、咳、鼻水、だるさ…)がなかなか治らない。
- 顔の両頬の辺りが痛む。(副鼻腔に炎症ができて傷んでいる可能性が。自分も思えばずっと痛かった!)
- 緑鼻が沢山でる(副鼻腔にバイ菌が溜まり鼻水に転化しているのかも。)
そして、もし副鼻腔炎かもと思ったらまずは耳鼻科を受診すること。やっぱり餅は餅屋、鼻は耳鼻科です。きっと的確に効き目のある薬を処方してくれると思います。
以上、副鼻腔炎の体験談でした。似た症状にお悩みの方の参考になりましたら幸いです!
追記
その後、副鼻腔炎を再発したときの話も書いたので、ご参考までに・・・。