今さらながら、最近ようやくGitを使い始めている今日この頃です。
少し前までは、ずっと業務で使ってきたSVNで事足りるし、Gitを学ぶ必要性を感じていなかったのですが、だんだん慣れてリズム良く使えるようになってくると、Gitいいね!という感じになってきました。
それは、Gitを使っていて受ける安心感のようなものが、使い心地の良さを感じる理由かなと思ったりもしています。
- プラットフォームによらないコマンド中心に学べる安心感。
- 作業ツリー、インデックス、ローカルリポジトリ、共有リポジトリ、いつでもどこでもやり直しが効く安心感。
- 気軽にbranchを切って、別の機能やバグの干渉を気にすること無く作業を進められる安心感。
- 賢いマージ機能によって後からちゃんとソースを同期してもらえる安心感。
- 時代についていけてる(ような気になれる)安心感。
そもそもバージョン管理ソフトを導入する理由は安心感を得るため、とも言えるかと思いますが、Gitがその期待に十分応えてくれるわけですね。
Gitポケットリファレンス
さて、私がGitを始めるにあたり購入したのが「Gitポケットリファレンス」です。
入門書として名著といわれる本は他にもいくつか出ていますが、自分のニーズはGitを体系的に一から学びたいわけではなく、SVNとの違いだとかざっくり運用フローを知りたいといった、表面を理解できればいいというスタンス。
この本は、そんな自分にバッチリはまった一冊でした。
まず、巻頭に付いているGitとGitHubの作業フロー&コマンドチートシートがざっくり分かりやすい!
Gitの解説となると「分散バージョン管理」という用語が出てきますが、まずはこの概念をつかむのにこのチートシートがとてもとっつきやすいのです。このチートシートと合わせて、CHAPTER1「まずはGitを使ってみよう」(30ページ程度)を流し読みすれば、これだけでGitの雰囲気がつかめました(気がしました)。
また、CHAPTER3「活用編」ではALMiniumやGitHubといった実用的なツールについても触れられていて、いまどきのWeb開発にかかわる人にとって、まず世間の会話についていくレベルの概要を理解するにはちょうど良いレベルだと思います。
あとは実際に手を動かしみて、CHAPTER2「Gitリファレンス」なりネットを参考しながら、まず初歩的な運用では当面使っていけるんじゃないでしょうか。
自分も個人プロジェクトで使い始めてますが、まず作業ツリー〜インデックス〜ローカルリポジトリまでの範囲で運用できてます。今のところはこれで足りてますが、徐々にGitHubを絡めて共有リポジトリの扱いにステップアップしていきたいな、と思ってます。